土地の契約まであと二週間しかないけど、本当に返済できるか不安です

土地の契約まであと二週間しかありません。いくらまで住宅ローンを借りることができるのかはわかっているのですが、本当に私達の収入でゆとりを持って返済できるのか不安です(鳥取市・T様ご夫妻)

相談のきっかけ

土地の契約まであとおおよそ二週間と迫っていた時、鳥取マイホームお金の相談室の主催するセミナーに参加を頂きました。

既に自分達の収入でいくらまでの住宅ローンを借りることができるのかは分かっていましたが、ゆとりを持って返済できるのか、漠然とした不安を抱えていたようです。

セミナー受講後、家計のことや将来の見通しを考えて資金計画を立てることが大切だと理解して頂いたので、このまま土地を契約して住宅ローンを組んでも大丈夫なのか、すぐに相談に乗りました。

相談のポイント

内容をお聞きした限り、下記のことを行うことで漠然とした不安を解消することができそうでした。

・土地の契約が近いので、焦って誤った判断をしないように熟慮する時間を確保する

・現在の家計状況や将来考えられる出費を考慮に入れ、本当に契約を進めても今後の生活に支障がないかを検討する

・これから先、家を買った場合の一生涯の収入や支出をシミュレーションして、本当にゆとりのある生活ができるかどうかを検証する

相談の流

まずは、土地の契約がおよそ2週間後とすぐに迫っていたので、その期限を伸ばす交渉を行うことをアドバイスしました。

契約が迫っていると焦ってしまい適切な判断ができなくなってしまう場合があります。そうならないように、検討する時間を確保することは重要です。

お話を聞く限り、土地の売主が早く売る必要がなさそうということがわかったので、どのように不動産屋さんに伝えると良いのかのアドバイスをした上で、相談者さまに不動産屋さんに電話をしてもらいました。

その結果、うまく契約までの日取りを伸ばすことに成功しました。

時間的な余裕が生まれたところで、まずお二人の収入や支出、貯金についてヒアリングし、購入予定の家についても見積もりを確認しました。

その上でいくらまで借りてもよいか、客観的な目線からシミューレーションを行い適切な予算を算出していきました。

相談の結果

予算診断の結果、本当に借りても大大丈な住宅ローンの金額内で収まりそうでしたが、将来に予期せぬ出費や出来事が起こった場合に対応できるかどうかという点で少しの不安がありました。

しかし、ヒアリングの結果、住宅ローンを組む時に入る銀行の住宅ローン専用の保険にも加入するので(これを団体信用生命保険と言います)その分無駄な保障があることがわかりました。

その無駄な保障を削ることによって、保険料を年間約18万円削減することに成功しました。

必要な保障は残したままなので、万が一のことがあっても生活に困ることはありません。そのような状態を維持したままで支払う保険料は少なくなりました。

年間で18万円ということは、10年で180万円、30年で540万円になります。

生涯で考えると、これ以上の保険料の削減をすることができました。そうなると当然、家計にも余裕が生まれます。

結果、無理に節約をそこまでしなくても、希望する土地を買って家を建てても大丈夫なことがより明確となりました。気持ちにもゆとりができ、安心して土地の契約をすることができました。

FPからのアドバイス

このご相談者様には、住宅ローンを組んで家を建てることが「不安」から「楽しみ」に変わったと喜んで頂くことができました。

希望する土地や建物が、本当に借りても問題ない金額内で治まっていたとしても、漠然とした不安を抱えたまま進めても家づくりは楽しめないでしょう。

第三者に「いくらまでなら借りてもゆとりを持って返済できるか」をしっかり可視化してもらい、借りても大丈夫な金額を明確にすればそのような不安から解消されます。

もし仮に、借りても問題ない金額をオーバーしているなら、土地の契約をキャンセルする勇気も必要です。

このように将来のお金のことを真剣に考え、できるだけ不安をなくしてから、土地や家の契約をするようにしましょう。そうすれば家を建ててからも、お金に苦しまない将来を手に入れることができます。